pinewell's farmer blog 農業と電子工作、ソフトウェア、バイク、車

2021年1月18日

NtripCasterのロードバランサー

Filed under: GNSS — pinewell @ 11:01 PM

NtipCasterにSNIPを使用している。これはさくらのVPSでWindowsServerを借りての運用。耐障害性を考えて2台での運用していた。

2020年はそれぞれrtk1 とか rtk2 として接続先を変えていたのだが、本年より接続ユーザー数が30、クライアントとしては50台くらいにはなるのだろうか?

負荷分散を考えるに手動で設定するのは面倒。なのでロードバランサーの検討/導入となった。

単純にDNSラウンドロビンでも良いのだが、サーバーダウン時には対応が出来ないとなると二の足を踏んだ。

CentOSにてLVSとKeepalivedでの構築も考えたのだが(全て石狩データセンターなのでそれぞれがローカルでも繋っている)、ntripcasterはただのhttpサーバーとは違い、NtripServerからの基準局データを受け付けなければならず、これも断念。(実サーバーのdefaultgatewayがロードバランサーにしなければならず、globalIPでのntripserverの受付ができない。)

そこでさくらのクラウドにあるGSLB(広域負荷分散)を用いることとした。

NtripServerからの基準局データ送信は caster1.example.com と caster2.example.comとしてDNSにて登録されたglobalIPへ送信する。

NtripClientからは rtk.example.com としてDNSにてCNAMEされた GSLBのFQDNへ変換。さくらのGSLBに登録されている実サーバーのうち、適切なサーバーのglobalIPをクライアントに返すように設定ができた。

料金は月額550円。これは安い!

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